テクニカルの勉強をする上で、書籍などでは練習問題、というか例題チャートを提示されて、この場面ではどうしますか?みたいなの多いですよね。
僕も散々そういったトレード練習問題を解いてきましたし、熟読してきました。
全く同じ状況(実際にはありえませんが)がくれば、当然問題の正答を導き出せるでしょう。
その答えに応じて取引。その結果、利益乃至は損失が生まれます。これがトレードですよね。
基本的に勉強は、ずっとこのスタンスでやってきたわけです。
でも実際のトレードは、一枚のチャート、一つの時間軸でリスクとリターンの全てを判断できるほど甘くはありません。
練習問題のように切り取った場合、全く同じようなチャートパターンだったとしても、
「じゃあ違う時間軸ならどうか?」
「オシレーターは?」
「指標はあと何分後にくる?」
「曜日は?時間帯は?」
期待値がプラスな場面を見つけるのは、比較的簡単。
でも期待値が大幅にプラスな場面をそうじゃない時と見分けるのは至難の業。
上級者は、チャンスを待てと教えてくれます。
大きな、確実な、そんなチャンスを待てと。
僕はこれでも待っているつもりなんですよね、既に。
要するにどのトレードが本当に大チャンスで、どのトレードがローチャンスなのか判別できてないわけです。
恥ずかしながら、チャンスの度合いを測る機能が決定的に欠けているんです。
利益を焦って、何度も風見鶏のようなトレードをしてしまう。
これはメンタル面での失敗だと思います。
でも自分ではチャンスだと思って期待値プラスを確信して入っているのに、上級者はそこを罠だと感じている....。
「意図はわかるけど、俺なら入らないな」と言われてしまうトレードが存在するんです。
つまり技術・メンタルはもちろん、そういったものの上にさらに、今までの戦闘経験で養われた相場のセンス、言いかえれば、観察眼、洞察力、危険察知能力。
そういったものがプラスされて、上級トレーダーは自然と、入るべき場面、避けるべき場面の最終判断をおこない、それが理想的な収支、無駄の無いトレード履歴に繋がっていってるんじゃないかと思ったわけです。
今後はこれを意識して、トレードの経験を積んでいこうと思います。
まずやれることとしては、自分がトレードの期待値を記号化。ランク付けしておいて、それを実際の結果と比べる。
これを続けて、自分の感覚との乖離を見つけ修正。とりあえずこれを徹底的にやってみます。
上級者の思考を真似する事が、多分上達の一番の近道!
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